小動物ケージ

小動物の観察ケージ ぬいぐるみ、ケモノ着ぐるみ、フリーゲームやフィギュアだったり作りたいものはガンガン手を出していきたいな

シリコン粘土でリアルな肉球作っちゃった!

 

タイトル通りです。

これが、「肉球を考えた」とかだったら、
(理屈だらけそうでつまらんな)みたいに
思われて、アクセス減るかなーと・・・
 
ここで一気に肉球完成させました。
最初から書いていくのでぜひ見てください。
 
 
「動物の肉球って、
どうせ大きいの1個と小さいの4個で
構成されてるんでしょ!?」
完全に自身の世界観で落とし込んで・・・
っていうキャラクターが多いので、
私が何か言えるような事では
ないんだけれど・・・!!!
その動物をモチーフにするなら、
立体化する前にちょっと調べてみて・・・
着ぐるんでやる事の都合上、
蹄が増えたり曲がったりは
仕方がない事ではあるけれど、
ケモノ化した途端指が減ったり、
無いはずの肉球が追加されたり・・・とか。
・・・まあ、それを含めてのデザインかもだし決してケチつけるような事はしないけど。
(※この後これがブーメランになります)
 
さて、ツキノワさんの肉球の話。

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同じクマでも、よくよく調べてみると

ホッキョクグマツキノワグマって

肉球の付き方が違うんだなと・・・

(指描きなんでむっちゃ下手っぴです)

他の熊とかがシロクマに似てるのを

思うと、ツキノワグマが異端児なのか・・・

 

これはあれだな?

これだけ肉球面積が広いから、

木をサクサク登ったり

バットをブンブン振り回したりするんだな?

(↑これがむっちゃ言いたかった)

 

という事で、

私みたいにリアルに寄せるなら

最低限調べておこう、と。

こんな事書いた後での意図しない

ブーメランが怖いなぁ・・・

 

 

じゃあ、形は決まった。

後はどんな材料で作ろうか。

普通、着ぐで肉球と言ったら

ファーかそれ以外の布地、合皮だけど

やっぱり憧れはシリコンだよな〜・・・

細かい凹凸が付けられるし、

布地では表現し難い、なんとも言えぬ

指先からの衝撃を吸収する・・・・・・・・・

これをなんとかならないものかと、

手芸屋をブラブラする事で目に留まったのが

シリコン粘土という物でした・・・。

ただ、現時点(2018/04/15)では

手芸屋には単色入のが売ってない・・・!

そこで通販ですよ。

 

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エジソン シリコンねんど 単色 

しろ KJT1104 50g

通販はなんでも手に入っていいな♪

シリコン粘土ってきちんと

単品も売ってるみたいなんで、

さっそくまとめ買いしてトライ!

ちなみにこの時、4袋きっちり使って

左右の肉球を作りました。目安にどうぞ。

 

シリコン粘土を使って思った事は・・・

●固まる前から硬い

これに加えて、馴染ませる溶液が

ないので、継ぎ目をなかなか

消せないのが難点ですね。

●だけれど、色は混ぜられる

今回は大量に混色粘土が必要だったので、

10分間くらい、ずーっと練ってました。

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(↑開始2分)

肌色2+白1+黒をちょっと・・・

(ここで余った黒は、

肉球の下にひいてカサ増ししました。)

これをひたすら10分混ぜて・・・

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(↑こんな色合いに!)
いい具合に混ざりました!
最初はグラデーション付けたろって
思ってましたが、そこはいい具合に
混ざらないですね・・・
後から油性ペンなんかで多少
色付けられないかやってみます。
●裏面がかなり汚くなる
専用のシートに乗せて焼くので
裏面(底)は凸凹&気泡だらけ!
平べったいもの以外は
作れそうにないです。
●時間経過で潰れてくる
今思えば当たり前なんでしょうけど、
ある程度高さのあるものは
時間経過で潰れてしまいました。
●焼く前と焼いた後はあまり変わらない
焼いている途中に縮んだり埋まったり
するんだろと、凹凸をかなり深めに
付けてしまいましたが、
焼いた後でもくっきり残ってました。
(※変わらないのは凹凸です
ついでに作ったツキノワマスコットの
口が、くの字から一になってました。
ここばかりはついでに作ったくらいだし、
くっつけ方が悪かっただけかも
しれませんが。)
●シリコンって思ったよりぷにぷにしない
&厚さがあると折り曲げにくい
完成後の触り心地は、
つるつる、しっとり、滑らない、
爪や指で強く押すと凹む、
みたいな・・・
リモコンのボタンの硬さに近い・・・
 
なので、小さな猫ちゃんみたいな
触って気持ちいー!をするような
ふにふに肉球には向いてませんでした。
素直に布地に綿詰めて作ってください。
私のツキノワは・・・
しわしわや凹凸が再現できたし、
弾力がある程度あるからいっか・・・と。
 
 
さて、それでもシリコン粘土を使って
凹凸肉球が作りたいというのでしたら
作っていく過程を載せていきましょう。

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まずは指先の肉球分残しておいて、
こんな感じに大雑把にくっつけて・・・

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持っててよかった粘土べらセット。
細いやつで、恐らく曲がるんだろうな
という箇所を重点に
色んな大きさのしわしわを作りつつ、
(シワを無数に引いたら、
その上から大きなシワを
手のひら横断する形で
二〜三本引くとよりリアルに♪)
粘土と粘土の境目を潰していく・・・
シワが無いところは、ブラシで叩いて
シリコン特有のつるつる光沢を
無くしていく・・・
・・・普通に、つまようじや歯ブラシでも
代用できると思うので、
アマゾンのリンクは貼りません。
でも気になる人は調べてみてください。
これは粘土造形用の道具のセットです。
 
 
もちろん焼くまで固まらないので、
もういっかと思うまで、
じっくりじっくり形を作って・・・
 
 
 

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こんな感じに!

 
・・・ツキノワグマ肉球・・・
結構調べたんですけど、
表面の質感まで分かる写真が少なくて・・・、
実物を知らない事をいい事に、
シワをいい感じにマシマシして・・・
 
・・・さっそくブーメランです。
実際の肉球が、シワ少なくて
さらりとした感じならすみません。
 
だけれど!
この着ぐるみを見ることになる人の
ほとんどは、ツキノワグマ肉球
知ってるレベルまで知っては
いないでしょうし、
だとしたら、本物よりシワが
増えてたって誰も気づかないだろうし・・・
むしろシワが沢山あった方が
想像上の熊の肉球に近いのでは・・・?と。
それなら、本物よりこちらの方が
リアルに見られやすいのでは・・・!?
あれだけリアルに寄せる寄せる
言っておいて、ボディの方も
シワが寄らず、見た感じの毛の光沢の近い
毛の長さ10センチのファーを
全面に使う予定ですし・・・
 
・・・ちょうどよく、リアルと
折り合いを付けましょうって事ですかね?
今できる技術で、よりよく見えるよう
頑張ってきます〜。