わたわた!なぜか当ブログの閲覧数が急に増えてました!何があるかわからないものですね〜…
このサイトでは趣味の範囲でぬいぐるみとか作ったのを制作過程から載せてくものです
不定期ですが2ヶ月に1度は必ず更新するかな〜の更新頻度です
だから、少し時間が経ったらまた覗いてみてね
今回の記事は特に、クマでも分かるように丁寧に書きたいなʕ>ᴥ<ʔ
ツイッターの方で意見を頂いてブログを見返してみたら、制作費が確かに不明瞭な感じでしたね…
なので今回はアートドール制作費についてまとめておきたいなと思いますฅʕ•ᴥ•ʔฅ
(値段には全て程度がつきます、ピンキリあるのでお好きなものをご購入ください)
大切な事は最後の最後に書くので、最後まで読んでアートドール制作をチャレンジするか判断してみてくださいね〜🌼
○は商品名と値段
♢は注目!の意味合いで使ってます
○カッター ・・・・・・300円
○カッターの刃 ・・・・・・200円
♢フェイクファーを切ると刃がすぐにこぼれていくのですが、切れ味の悪い刃だと切る生地を痛めるので※切れ味が悪くなったらすぐに刃を折って変える事を推奨します
(※を具体的に)
布がまっすぐ切れない、切り口がボロボロ(後に切り口付近に通した縫い糸が布に引っかからなくなる)、力んで裏地より向こう側にある毛先も同時に切ってしまう 等
○カッター刃を折る筒 ・・・・・・1000円
♢ホムセンに置いてたこれの値段で買うのを躊躇ったのですが、カッターの刃を折るのは中々怖いのであったら楽なのかも?未検証
通販だと300円程度で買えるらしい
○カッターマット ・・・・・・300円
私は新聞紙を重ねたものを代用
♢フェイクファーを切る時は一気に広範囲に刃を滑らすため、ある程度大きなマットだと楽
これらはホームセンターにて購入!
○左2つが糸を切る道具、ハサミは布専用
小学校で貰ったセットをそのまま使用
♢普通のハサミではふにゃふにゃして切りにくい布も、これでサクサク切り進められます
♢右2つのハサミはフェイクファーの毛先を刈って整えるのにも使ってます(毛刈りは難しいので切れ端で要練習)
ファー生地は厚みがあって骨組みの凹凸を減らすためアートドールの顔は特に毛刈り必須です(マズルに生えてる毛が両目を隠したりだとかがいい例です)ので、手芸屋で売ってる様ないい布ハサミだと楽かもです
♢布以外の紙とか硬いものを切ると刃が劣化してきますよ
手芸屋さんで購入!
縫い糸
○上が手芸屋産 ・・・・・・300円
○下が百均産 ・・・・・・100円
百均の縫い糸は切れやすいため、可動域等の強度がいる場所は手芸屋で売っているようないい糸を使用すると安心です
♢手縫いだとどうしても脆いので糸を2重にして縫ったりすると更に安心
骨組み
○上が針金 ・・・・・・100円
○下がテクノロート ・・・・・・350円
……みたいな感じに、束ねたものを人型にしてアートドールの骨組みとすると、ポーズを固定できたりします
♢ある程度巻いて固めにしないと、後から布とで肉付けした後に布の圧力に負けて複雑なポーズを取りにくくなる事も
固め過ぎても駄目なので…難しい話です
♢テクノロートはプラスチックの針金です
値段は普通の針金と比べて高いけど、錆が出ないメリットがあるらしい…
この素材自体年数経過でどのくらい劣化するかどうかは新しい素材なので何とも言えず
アマゾンでまとめ買いすると安いですよ
ガラスカボション
○左の大きなもの ・・・・・・100円
画像のものは絶版
百均(セリア)は大小のカボションを見かけたので探せば出てくるかもしれないです
○右の複数個 ・・・・・・900円
アマゾンでまとめ買い
♢カボションには、球を半分に切った形のものと、球を平べったく潰した形のがあります
前者は目として利用すると追視効果があります
…こういう風にどこから見ても目が合ってる状態の事です
○写真Lサイズシート ・・・・・・80円
画像は無料ペイントソフトとかで作って、写真屋さんでデータを現像
お手本の大きさは↓
擬獣化ぬいに使った描き下ろしだけど、これ単体では著作権関係ないのでは…?と思うので自由に改変して使ってください
使用してみてまだ改善できるデータだなぁと思ったので、使用心地が気になったら位置ずらしもいいかもしれません
○レジン液 ・・・・・・1000円
レジン液メーカー毎の年数経過での黄ばみ見本表みたいなものがググれば出てくると思いますので、黄ばみがない液を使用するのが吉
これら3つは目の材料!
詳しい組み合わせ方はこの記事ではあえて紹介しませんよ
こちらのアートドール制作記事で確認下さい〜( *ˊᵕˋ)ノ
https://nuinuigurumi.hatenablog.com/entry/2020/08/10/130421
○プルミエ(石粉粘土) ・・・・・・500円
○発泡スチロール球(頭の中心の素材、プルミエで包んでカサ増しする) ・・・・・・4個100円
安い、丈夫、激軽、扱いやすさの4拍子
手芸屋さんで購入♪
こうやってアートドールの頭とか手足の土台にしたりします
頭では(中に発泡スチロール球を入れて出来る限り量を使わないようにするものの)そこそこ粘土を使うので、なるべく軽い粘土でないと頭が極端に重くて立たせられなかったりします
プルミエは手芸屋さん購入ですが、発泡スチロール球は百均で済ませられます
○樹脂風粘土 ・・・・・・100〜150円
手芸屋さんのグレイスカラーがお手頃量で150円で買えて質もいいのでそっちを使ってたのですが、百均の樹脂風粘土もいつの間にか質が使える程度には良くなってました
ただ百均産は基本、密封保存ができないパッケージなので使い切りです
後たまに質がよくないパッケージのものも(店頭に並んで時間が経ったものは何となく固くなってる感じ)
○絵の具 ・・・・・・100円
百均で単色売してます
○スプレーニス ・・・・・・1000円
筆塗りニスは塗りムラが出来やすいので、こっちの方が気楽に表面を保護できたりします
屋外家具用の強いニスは作品が黄ばむので、丁寧に扱う子でしたら工作用の軽いもので大丈夫です
こうやって目の縁に使ったり〜…
肉球や爪とかいったパーツを作ったりも出来る、造形のしやすい粘土です
先程のプルミエと比べて多少重たいので、作るパーツと体のバランスの関係には注意下さい〜
○ジェッソ・・・・・・1000円
↑これを
↓こう するのに必要
というのも黒は強い色なので、この上からフェイクファーを貼っても地の黒色が透けて見える可能性が高いです
なのて黒をしっかり塗り潰すジェッソがオススメ!
これをしっかり塗っていきましょ〜
○粘土へら ・・・・・・1000円
アマゾンで安く買えます
手に持ってるブラシをゴロゴロすると↑の肉球のようなザラザラ質感を簡単に出せたりするなどちょこちょこと楽になります
○つまようじ ・・・・・・100円
使い切りのへら
絵の具を混ぜたり粘土の形を整えたりだとか使い勝手がいい小道具です
あると楽な程度
○つけまつ毛 ・・・・・・100円
まつ毛のある子につけたりします
百均で〜6個入りだとかが売ってるのでそれで充分です
○テグス ・・・・・・100円
1号〜から数字が大きくなるにつれて紐が太くなります
↓の感じにヒゲとかに使用します
小動物っぽい生き物だとこれがあるとかなりリアルです
○ぬいぐるみ用ヒゲ・・・・・・400円
テグスに満足出来なくなった方用
先っぽが細くてリアリティあり!
よりアートドールが極まります✨
使ってた通販店なくなっちゃった…
一応↓でも買えるみたいだけど、まだ使ったことないのでちゃんと買える店か教えてー!(多分大丈夫だと思います)
https://shop.lintukoto-torinoie.com/?pid=147479847
○チーク ・・・・・・100円
使わなくなったものだとか百均で買ったもので充分です
♢擦るとある程度色落ちするけれど、毛質をそのままに薄い色が着くので色付きの調節もしやすく、何よりお手軽に多色使えるのがありがたいです
↑これは鼻の頭と口に使ってます
口の凹の表現だとかをこれですると、よりそれらしくなります
↑こっちは白と黒以外の場所全てです
濃く付けすぎるとその分だけ色は落ちるのですが、ある程度の所で止まります
↑の写真はそれから3年経ったものなのですが、あまり色落ちや劣化はないみたいです
♢ほっぺをピンクに染めたいだとか、そういう淡い薄い色を付けたい時のための道具という事です
爪のようなニスを塗れるものの上にチークを塗り、ニスを吹くと簡単に爪をキラキラさせたりグラデーションが付けられたりします
○油性ペン ・・・・・・100円
フェイクファーの色付け
こちらはガッツリ濃い色を付けられるけれど、インクが多量出ると毛が束になって固まったりだとかする難しさもあります
♢そして、油性ペンのどれもが色落ちしないとは限らないので、フェイクファーの切れ端に気になるペンを付けて乾かして水を含ませた布なんかを擦って色落ちを確認するのがいいかもです
○ぬいぐるみの汚れ取り ・・・・・・1000円
アートドールは基本洗えないので、こういうスプレー式の汚れ取りでメンテしておきたいところ
ペンとかで着色した場所ももしかしたら薄くするので軽〜い感じに吹いて拭くのがいいかもです
○キルト芯 ・・・・・・200円
百均でも少量を買えるけれど、手芸屋でロールで売られてるのをある程度の量買った方が安いです
(でも100円ですぐ買えるってのが百均の良いとこかも
最寄り手芸店めっちゃ遠いたち…)
針金のボディに巻くと安定した肉になります(言葉の表現が難しい…表面のファーを深く押しても針金が浮いて出ないとかそういう事です)
こんな感じ!
キルト芯同士で微妙にくっつくのが扱いやすくて中身として重宝します
……ここまでがアートドールの大体の材料です
通販で買ったりセールを狙って少しの金額を浮かせた上で、複数匹作れる分だけまとめて買わなくてはな材料ばかりなので初期費用はそれなりにかかりますが、複数匹作っちゃえば1匹辺りの価格は下がっていきますよねฅʕ•ᴥ•ʔฅ
凝った子を作りたい場合これに別途アクセサリーとか羽だとかをつけたりすると思うので、その分だけお金はかかります
さて最後にフェイクファーが残るのですが、(初期費用を抜きにすると)アートドール制作費の大半がこれの購入費になります
♢というのも、小さな子でも立体裁断をするので無駄になる生地もそれなりに出ますし、なにより失敗して新しく同じパーツを作る時だってあるかもしれません
さらにフェイクファーは(立体裁断の幅が欲しいのとロット的な意味で)ある程度まとめて買うしかないのに、毛並みが複数色の子はその分だけ買わなくてはなりません
(小さな着色場所ならペンだとかで代用できますが、背中一面〜だとかだとその色のフェイクファーがあればそれを使うと仕上がりが良くなる場合があります)
♢地元の手芸屋にあれば毛の質が触って確かめられるのでそれが確実ですが、欲しいファーがなかった時は通販です
↑は完全無料で生地サンプルが複数個お取り寄せできるのと種類も多いのでおすすめの通販サイトです
♢フェイクファーを取り扱う実店舗のある手芸屋さんは必ずと言って良いほど会員割引制があるのでフェイクファーみたいな高価な買い物をする時はそれも狙い目です✨
会員割引抜きで買うか会員になって割引付きで買うかどちらの方が安いかどうかも店員さんに聞けたりもします(いつもありがとうございます)
♢フェイクファー購入時には縦幅×横幅の生地の大きさに注意してください
一見値段は安くても生地幅が小さくて割高な買い物だったという事もあるかもしれません
♢フェイクファーは冬物ですから、夏場は店頭に置いてない可能性があります
店の奥に置いてないか聞いてみるのもいいかもです
♢店舗によっては何これみたいなレアファーが置いてあったりも…フェイクファーは基本取り寄せが出来ないので先を見越して買ってぬいたちと同じように部屋の床を沈めよう!
○フェイクファー ・・・・・・1000円〜
↑は切り売りされてるラビットファーというものです
1ロール1色1000円ちょっと
チェーン手芸店によく置いてあるイメージ
↑はブライトフェイクファーというもの
1m3600円程度
写真のものは毛の長さが3cmあります
均等に毛が流れてる前記のラビットファーと比べ、写真を見ても毛の流れが部分毎に束になってるようなちょっとクセのある感じ
毛をとかせば一瞬サラサラになるものの、やはり時間が経てば部分毎に束になってくる
という事は小さなアートドールで使うと、毛の流れがワイルドな感じの子になります
極小レベルのドールっ子だとちょっと使うのを躊躇うかもです
○フォロワーさんから譲っていただいた海外ファーの切れ端
毛先10cmとかなり長いです、密度(後述)が凄い
憧れのフェイクファーです
同じ10cmという括りで良ければ↑のリンクで載せた通販生地屋さんでも購入可能
リゼとデンスケに使ったった٩( ᐛ )۶
リアル風味のフェイクファー
フェイクファーの中には毛先の毛の奥によって色が違う(↑画像だと毛先が白、毛の奥が茶色)ちょっとレアなファーがあったりします
値段はピンキリだけど全体的に高めの印象
リアルな子を作る時はこれを使うと完成度が違ってきます
作りたい子がいたから1ロール200円で投げ売りされてたのを買いました(感激)
実店舗だとファーのどこかに在庫中に傷んだ箇所があったりするとその区域をおまけでつけてくれたりする場合があるのでありがたい話です
髪の毛なんかに使えそう!?実際に着ぐるみっ子に使ったよ
そんな変わり種フェイクファー
あとそれと、フェイクファーには密度というものがあります
これは比較的密度の高いラビットファー…
生地の毛を軽く引きつつ押さえても毛の生えてる根元の生地が見えにくいです
その逆もあって、こうすると毛の根元の生地がハッキリ見えちゃう密度の低い生地もあります
毛のボリュームとかそういうのもあるのですが、
♢毛を刈った時に密度の低い生地だと毛がほとんど禿げたような不格好な見た目になりやすいです
通販だと密度の分は賭けになるので、これが気になる場合は実店舗で確認するのが1番です
ついでに!
♢ブライトフェイクファーとか毛先の長いファー生地のほとんどは刈ると表面に出る毛の質がかわります
毛が短くなるというより、プードルみたいなモコモコっとした質感になります
分かりますかね?
指を押さえてる所から後ろがちょっとモコモコしてるのを…!
使うかどうか迷っている生地があれば、1度試しに刈ってみるのもおすすめです
そして、同じ色でも微妙に色合いが異なる場合があります
白や黒はメジャーな色なので様々な種類のフェイクファーが売られており一見すると同じ色だよねと思っても、
♢並べて遠目から見ると片方が微妙に黄ばんでいたり、
♢毛にかかるツヤが違う事で色味も異なって見えたり、
♢ある部屋の電気の下で見ると同じ色でも他の色味の光の下で見ると異なった色合いだったりだとか
……みたいな事があるので、あえて異なる色味の同色をパーツ毎に使い分ける場合でなければ全く同じ生地を使うのも頭に入れておいた方がいいです
でも、毛の長さとかでどうしても複数種のファーを使わなければという場合、境目付近をペンとかで色をまだらに追加して色味を複雑にしてやると、境目が分かりにくくなるという小技がありまして…( ◜▿◝ )
画像の使い回しなんですけど、指を押さえてる所が境目です
この境目でフェイクファーの種類が違うのですが、茶色いスプレーを乱雑にかけて他の色味を追加して…なんとか境目を誤魔化そうとしてます
他にも毛をまばらに刈ってぼかしてたりもしてるのですがそこは体の小さいアートドールではあんまり使わないだろうから割愛です( ˙◊︎˙◞︎)◞︎
……さて、これでアートドールの材料はあらかた紹介し終えました…!
値段も記載してますし、計算してみれば意外とそこまでかからないと思いますでしょ?
「思ったより取っ掛り安い費用だな!」って思う人がいて制作沼にやってきたらいいなと思う反面、「じゃあ原価あんまりしてないのにあんな高く売るの…?」みたいな原価にうるさい人が出てくるのが怖くて記事にしようか迷ったんですけど、最後にこれだけ説明して記事として出します
アートドールの価格内訳は技術料と時給がそこそこのウェイトを占めてます(とはいうもののフェイクファーもそこそこの値段しますし…)
立体のものを綺麗に作るのって絵描きとはまた別の美的感覚とか経験とかが必要になってくるので、上手く作れたと思うものが作れるまで何度か制作を繰り返して経験を積んでいかないといけないかもです
もちろん綺麗な姿に出来ないと、お迎えしてくれる人が現れるかわかりませんし……
後、爪の1つ取り付けるだとか脚を片方縫うだとかだけでも1時間2時間はあっという間に過ぎていきます
手を付けてから完成まで数週間かかってると、時給換算して600円とかそういう場合もあるだろうと思います
なんといいますか…そういう事は実際に作ってみないと分からないので1度作ってみちゃいましょ
アートドールっ子自作のいい所は、自分の好きな物を好きな形にして3次元に持ってこれる事ですし
造形の事とか色々悩む事もありますけど、難産だった分可愛く見えてくるはずですฅʕ•ᴥ•ʔฅ✨
誰かが作ろうか悩んでるのをひと押しするようなブログになっていればいいなぁ
(私自身は大きな事言えるほど数も作ってないけどさ)