小動物ケージ

小動物の観察ケージ ぬいぐるみ、ケモノ着ぐるみ、フリーゲームやフィギュアだったり作りたいものはガンガン手を出していきたいな

モルカーやるかー!

モルモット好きなんですけど、最近ツイッターでモルモデルのコマ撮りアニメを知ったんです

見逃し配信で楽しんでましたよ〜!

 

本家も毛色バリエーションが豊富なだけあって、あの原型に色々乗っけて多種多彩なオリジナルモルカーとかモル化ーとかできるのいいですね

自由度高いと色々できるので、うちのこモチーフやってみたいなと思いました٩( ᐛ )۶

↓はモル化したうちのこリゼ

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↓はモル化された方

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うちのこモルも、好きなキャラのモルもいいですね…もっとモル化を見たい…!!

あくまで個人的な趣味の範囲でお楽しみくださいね

(いくらオリジナルの毛色だからといっても売ったらアウトです)

 

 

さて、材料はこんな感じです

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☆体の表を覆う毛色の羊毛フェルトは、ある程度余裕を持って買うとOKです

羊毛フェルトの特性として差し固めるとかなりちっちゃくなりますからね

☆専用針は百均のものは避けてください

とにかく刺しても固まりません

☆マットは上に乗せた羊毛が残ります

その上に別色を乗せると色移りもします

マット一面で何色かを差し固める事はできますが、多色使う場合は複数個買うといいかもです

こっちは百均でもOK!

☆今回は鳴き笛も仕込みました

腹を押すとぷいぷい…ではないですが鳴き笛だなぁという声が出ます

☆ポーズを付けるのに針金を入れてます

針金を入れなくても完成できますし、針金を入れると針の折れやすさも段違いです(この制作では折れませんでした)

鳴き笛や針金は入れても入れなくても大丈夫ですので、お好みで導入ください

 

 

まずは中に入れる芯を作りますよ

羊毛やってたら出るような端っこを使うと安上がりです

ある程度綺麗な羊毛に包んで刺して固めます

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こんな感じに
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バラバラのままではまず固まりません

 

無心で羊毛を固めるのに便利道具ですf:id:nui_nuigurumi_ootachi:20210117181739j:image

一刺しが二倍…

ただ、細かい場所にはうてないよ

角度のある場所も折れますよ

あくまで単純作業の時に⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

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装着です

針をよく見てないと折れるのですが、ちょっと余裕が出てて針を刺す場所も平面な所だとアニメずっと流してるのを見ながらやってます

作業時間は1日くらいです

アマプラで小学生の頃から気になってた電脳コイルをこの時間で全話見てきました

ほのぼのとしたサムネと前情報に騙されたSAN値を削るタイプのホラーアニメだったのですがいい話でしたね…本当に……

 

組み上がった原型に針金を巻き付けます!

原型はキツキツに固めてませんが、やわやわでも後が大変です

指で強く押して少し凹む程度の固さにすると、後々完成した際に揉んで形を整えたりできるので楽なんです

後カチカチに固めるのに時間もかかるので、時短も兼ねてます

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針金を入れるのはポーズを固定させるためですので、可動場所とそれを支えたり固定する部分だけ針金を入れます

簡易的な分布にしておかないとここに針を入れる時に大変です
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前後タイヤにミラーの場所、そしてそれを固定するために胴体の2箇所をぐるんと固め、前後の針金の位置関係を固定するために中央に何本か通ってます

細すぎる針金は羊毛がある程度分厚ければ十分に固定できませんし、太すぎても扱いがしにくいです
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何かの生き物っぽい骨格になってきました
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可愛いです
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別角度からも

 

タイヤの針金を真下に向けてまっすぐに伸ばします
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それに↓の羊毛フェルトを固めた板の針金部分に切れ目を入れて、お洋服を着せるように被せます
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針金を入れた上から羊毛を被せて指すと、当然ながら折れます

なので今作ってる針金を巻いてる芯の上に被せて羊毛を差し固める事はせず、マットの上である程度伸ばして固めて作った皮膚を移植し、皮膚と皮膚の境目を最低限差し固める様にして極力芯の上から刺すのを避けます

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羊毛皮膚は、移植するまでに完成でなければいけません

中途半端に柔らかいままだと移植後に補強がしにくいからです

皮膚は部屋の電気に透かして見ると、薄い場所は光が漏れてますのでそこを補強して光を透かせて〜の繰り返しで完成させます

※あくまで針金や鳴き笛を入れる方はこのような方法を取らなければいけませんが、特に何にもギミックを入れないよという方は芯の上から堂々と刺しちゃってください

そもそも初めて羊毛やるよな方はまずはギミックを何も入れずに作らないと途中でにっちもさっちも行かずに止まります

自身の腕に合わせて無理のない制作ライフを〜(´ω`っ )3

 

ツキノワグマのリゼは胸元のツキノワが特徴です

それも皮膚の移植前に入れてしまいましょう
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ある程度面積の多い装飾は、皮膚に付ける前にマットの上で形をある程度作ってからくっつけると効率がいいです
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こんな感じに!
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ちょうど胸元ですね(´∀`)

 

さて、これで下半分を包みました

今の状態はこんな感じです

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皮膚が少し余ったのでお尻に回してます

皮膚はなるべく分割しない方が境目も少なくて楽です

皮膚余りを作って折って、皮膚の重なった所は刺し固めて縮ませればいいのです

その時にちょっと凸れば凹の部分を羊毛で埋めていきます

そうするとこんなに丸いお尻になりますよ〜
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今度は上半分!

芯に比べてちょっと大きく広く作ってるのは、これの端っこを折って盛るようにして窓ガラスの凸部分を作るからです
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これに
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こんな切れ込みをいれるのは…
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↑みたいにしてモルのあのモッモッとしたお口を再現します

口用に切れ込みを入れたのは愛用の糸バサミですが、これで羊毛を切断するとその部分は刺し固めて羊毛同士を接着する力が弱くなります

(羊毛は長い毛が複雑に絡まる事で固まったり接着したりするので当然ですね)

なのでこの上から軽く羊毛を被せて最終的な口の形を作ってます(^ω^)

 

今の状態!

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全体的に黒くなりました

リゼは真っ黒ではあるのですが、モルカーの印象がふわふわやわらか…なので、真っ黒の羊毛は使わず、少し色を薄くしたものを使ってます

色選びは難しい話です

それに目を黒くするので、映えないんですよね

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前から
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横から
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後ろから
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斜めから

ここから凹凸部分に羊毛を加えて滑らかにしていきます

……ただ、針金を入れてる方はここの部分はかなり骨が折れます

というのも皮膚を芯にくっつける時や皮膚と皮膚をくっつける際は、芯に向かって針を刺す事になりますが、芯には針金が巻いてあります

針金に針がぶち当たると針も無事では済まされない……訳ではなく、私も作業中はよくよく針金に針をぶつけてました

ただ今回の作業では針が折れていないのも事実なのですが、針を折らないで芯に針を刺すコツがありまして……

☆針を入れる際、浅く早く針を刺すことはしない

針に勢いがついたまま針金に当たると折れます

ゆっくりめでいつでも針を止められる速度で深めに刺していきます

ちゃんとした針を使えば深く刺すと本数をあまり入れずに固まります

☆針で針金の位置を確認する

とはいっても毎回刺すのにゆっくり慎重だと時間がかかりすぎるので、針金の位置をある程度知っておきます

針金を巻いた時にどんな巻き方をしてたか覚えておくのもいいですが、羊毛の皮膚を巻くと覚えてた位置関係がほとんどリセットされると思ってください

針をコツコツ当てて針金の位置を確認したら、その場所からかなり離れた場所のみザクザク刺していきます

針金がないから近くも勢いよくやると……手元ってかなり狂うものですし

☆皮膚の表皮で刺し固める

どうしても刺したい場所の真下に針金があって、深く刺せなくて固められない時には、針を斜めにして表皮から表皮へ羊毛を絡ませる感じにして固めたりします

ただここもゆっくり刺し引きしないと針金に当たる事はもちろん、針は斜めにして刺すと力の加わり方のせいでかなり折れやすくなってるので注意です

境目に針金があれば、マットで新しい皮膚を作ってその上に被せれば済む話です

 

お口!

(お口周り茶色にするのを忘れてたので、後から埋めました)
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目の部分はテディベア用の刺し目を使うので、表は丸くても裏は凸があるんですよね

それを対策しないままではくっ付けられないので、羊毛フェルトの方を凹にします

これですんなり刺し目が入れられますし、目の位置も合わせやすいです

目はボンドで固めます

作業を長期中断する時間を作って、その休憩時間に目を完全に固めていきます

 

そして…窓ガラスも付けたよ
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前から見ると…脳みそみたい?

薄いピンクにしてみました
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リゼカーは全体的に薄い色味で構成させます
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横の方も付けていきますよ
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左右対称にするため、まずは片方を仕上げもう片方を一度に差し固めたりせず、まずは端っこと端っこの位置を合わせて少し固めます
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大体の位置が決まれば後は残りを固めていくだけです

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左右でこんな感じです
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右ガラスがちょっと長いので、窓羊毛の縁をつつくようにして縮めていきます

一度付けた羊毛は伸ばすには別羊毛を入れなきゃですが少し縮める分には特に問題はありません

ただちょっとベースから浮いてしまうので、そこはつつき終わった後に浮いた所を刺して引っ込ませます

 

……あと、↑の写真で新しく針金を追加しました

タイヤの部分です

どうやら針金が足りなかったみたいです

羊毛と針金はボンドで固めてる訳ではないのでくっつきません

つまりは関節部分だけ針金があってもすっぽ抜けます

なのでタイヤの骨組みも作って、羊毛と骨組みを固定してすっぽ抜けないようにします

 

今度は先程つけ忘れた口周りの着色をしていきます
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まずは大まかに色を入れていきます
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この口周りのベージュとベースの黒を混ぜます

少し混ぜるとある程度混ざるので、色の境目をこれで埋めます
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混色羊毛は、黒を多めに入れたのとベージュを多めに入れたのと〜で何色か作ります
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私は二色分作りました

色の配色場所は外側から  黒→黒多め混色→ベージュ多め混色→ベージュ  という風に埋めるとグラデーションができます(*´˘`*)♡

 

次はお鼻です
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羊毛フェルト黒を指でクルクルして細い棒状にすると

①それを真ん中→端っこ→端っこの順に三箇所深めに刺します

それぞれ一点のみ、三箇所です

②その三箇所を出来たら真ん中と端っこの途中を刺していきます

真ん中と端っこには右と左がありますが、どっちかを完全に固めてからもう片方に手をつけます
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そうするとこんな感じのVができます

①②の順番は必ず守ってください

線が分離していきます

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それから鼻の下も作っていきます

これは一本線なので楽勝ですね

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今はここまで進みました

これでボディは完成です

残るはパーツのみですが針金を入れてるとここから物凄く面倒で慎重になります

というのも針金をモロに入れてる場所なので、上記で述べた慎重な刺し方しかできなくなります

 

ドアミラーは左右対称の大きさにするためには、導入する羊毛も元から量を揃えておきます
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こんな感じに揃えます
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ちょっと大きかったのでちぎりました

ドアミラーは↑を真っ二つに折り、端っこを刺し固めて袋状にして、ドアミラーの骨組みに被せてから差し固めると(骨組みにくっ付けてから刺す回数が減るため)楽に進めます

 

次はタイヤです!

リゼはオレンジカラー✨✨

またさっきみたいに四等分にして、一つ一つ付けていきます

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そうするとタイヤとボディの接着部分があまり綺麗ではないので、ボディ色の羊毛を新しくくっ付けて境目を滑らかにします

もちろん、その前にドアミラーやタイヤの境目はきつ〜く念入りに固めてくださいね

ここは動かす部分なので耐久力がいります

中途半端にやると動かしている内にあっという間に接着部分が剥がれていきます…

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そんなこんなで境目も綺麗になりました!
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ほら!針金を入れると、こうやってタイヤを横にできたり縦にできたりしますよ!

この角度差!

 

最後にお口を作ります

これはアゴの部分〜!

ボディ色の小さな板をつくり、内側を肉色にします
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肉色をつける際、あまり深く刺すとアゴを貫通して肉色がアゴ下なら出てしまいます

肉色はある程度マットで差し固めてから、浅く何回も刺してアゴを針が貫通していく事がないように固定していきます
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それで出来たよ!

 

さて、それをお口の真下に付けていきますよ〜

アゴを少し曲げて付けると、あのまんまるなお口にできます

 

そしてやっとこさ出来た…!!

オリジナルモルカーの完成です✨✨f:id:nui_nuigurumi_ootachi:20210117180521j:image

タイヤはホイールも入れて二色ですので、内側は黄色にしてみました(* ॑꒳ ॑*)
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ツキノワも健在です
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さっそく色々撮ってみます✨✨
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横からも…!

飛び出たお目目がいいですね〜
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ミラーとタイヤは可動部分です

こんなへこたれたモルカーも再現できちゃいます

針金を入れて苦労した甲斐があった…!
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くて〜…
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お腹には鳴き笛を仕込んでいるので、腹を押すと鳴き笛だなぁという音がなります

幼児のおもちゃみたいですね
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鳴き笛はボディ真下の皮膚移植の時に腹側に滑り込ませてます

つまりは小さな鳴き笛を選ぶべきですし、ボディ下部分を刺す時も鳴き笛をあまり刺さないように注意するべきです

袋に穴を開けると音が鳴らなくなりそうで…!


リゼカーなので、リゼにも会わせましたよ!

ちょこんと乗ってます
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ぐわぁぁ!かまれたぁ!

リゼカーがいい表情してます:‪ʕ•ᴥ•ʔ:
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最後はへこたれたリゼカーにて〆
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…久しぶりに羊毛フェルトで大きな作品を作りました…!

土曜日に会社から帰って風呂入ってる時に思い付いて、それから材料かき集めて作った弾丸制作なのですが、なんとか形になってよかったですฅʕ•ᴥ•ʔฅ✨✨

モルカーは可愛いのでもっと地球上に増えてほしいなぁと思いました