小動物ケージ

小動物の観察ケージ ぬいぐるみ、ケモノ着ぐるみ、フリーゲームやフィギュアだったり作りたいものはガンガン手を出していきたいな

推しの擬獣化をアートドールにしたいー!

タイトルすげー悩む…

前にも推しを擬獣化させたのをアートドールとして立体化させたので、パッと思いついたタイトルが『擬獣化アートドール作ったー!』だった、前の記事そのまんまだ…

https://nuinuigurumi.hatenablog.com/entry/2020/08/30/192436(前の記事)

 

でも前回ときっかけはそっくり

3年前の同じ時期に山奥にホタルを見に行った時に思い立った制作物なので、関連性は充分です

山奥に行ってホタルの光以外の情報をシャットダウンすると、何か脳内にふっと湧いて出るんですかね?

たまたま擬獣化大好き属性なので、それと現在ハマってる作品と……

いやはや、もうちょい早くから見とけばよかったと思うような作品でした

本当にハマるの早い早い、そのくらい1話からめっちゃ面白かった…

 

…なので作ることにしました

機動戦士ガンダム 水星の魔女…のファンアート的な立ち位置なんですかね?

スレッタ・マーキュリーにミオリネ・レンブラン、ニカ・ナナウラ

特にこの3人が推しなので…作ります…!

設計図もこんな感じに

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取ってつけたような文字ですが、確かにこの設計図描いた時には既に骨組みのほとんどを作ってましたからね

もう脳内にある作り方で充分なのでは?と余裕飛ばしていきたい所なのですが、長年に渡ってずっと描いてきたとかじゃないとキャラデザの解像度が思ったよりもボケてるんですよね

好きなキャラだけど資料見ずには中々細かく描けないものです、特に1度か2度描いたくらいじゃ(ただ単に私の頭が悪いだけかもだけど)

絶対どこか間違えるぞ…の予感なので、公式画像などいくつか用意してしっかり見比べて作っていきたいと思います
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さてさて参考資料として3年前に作った擬獣化ゴールデントリオと推し達と今年の一月に完成したクマのヘッド

私はこんな感じの作風ですが、どんな仕上がりになるかはドキドキです

 

まずは目のイラスト描いていきましょうかね

こんな感じにそれらしいなと思う目を描いてきます

複数あると、万が一間違えた時などに直ぐに代わりを作れるのが強いです

(今回は特に2度3度やり直したので、こういう配置にホント救われました…)
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プリントアウト!

家のコピー機現在全く動かないので、写真屋さんに頼んでみたり

ゴトリ擬獣化っ子作った時は写真1枚40円だったんですよ!?

それが80円→100円と段々高くなってきましたね

値上がり…ホント地味に辛い

 

さーこの前の擬獣化っ子の経験を活かして離れ目にしていますが、私はここで結構なやらかししてました
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まあそれは後ほど…そして紫外線灯で固める

レジンを薄く塗っただけなのでこんな爬虫類灯でもすぐに固まる

固まる前はレジンに乗ってガラスカボションがスルスル動いていくので、こんなにたくさん作る場合は一対ずつ固めていくとOK!

一対二分使って固めて、最後にまとめて長時間紫外線灯の前に置いておきましょうかね
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困惑するトカゲ
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うちの可愛いみかちゃん🍊
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このトカゲはガラスカボションには一切興味がないのを確認したのでこうやって固めてますが、本来ならトカゲ退かして部屋んぽさせてる内にやるとかそういうのがいいです

 

とりあえず頭の部分を作ってく
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段々と出来上がっていく顔

ただ離れ目過ぎた造りにしてしまったので、この後顔を分解する

でもマズル(鼻の部分)は上手くいったので分解せずにそのまま使ったので写真も残しておく
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後から毛を多少刈ってもまだ分厚いファー生地を貼るので、貼った箇所はその分だけ分厚くなる

マズルはこれ結構細長くね?くらいで丁度いいです

細くないとマズルがごつくなって目の中央寄り端っこが見切れてしまうし、長くしないとマズル先端はファーを刈るのにあんまし刈らない額のファーが厚みを増すので短いマズルになったりします

まあ…長さ短さの方はどんなキャラ作りたいかのお好みですよね
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色んな角度から見て、ちゃんとまっすぐ伸びているかどうかを確認してます

どうしても目視だと常に動くし、写真として一旦撮ってみて確認すると粗が見えやすい…事も

 

口の形はお好みで

3人それぞれ別々の口の形にしてみました

作風的にも顔が似通ったらアレかな…と思うので、こういう所で描き分け?作り分け?してみたいな

 

どんどん作っていく
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やっぱり3人とも目を再度分解する事になるけれど、マズルはそのまま綺麗に取っておいたので全分解よりかは作業ペースが早かったという
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目が多少気に入らなくても早くやってしまおうと焦ってたのは、9月末までに着ぐるみを一体完成させる予定だったから

しかもこれにアンソロジー用原稿漫画数ページ、ゲーム制作にゲーム制作進捗状況知らせるファンボックスに…ガチで体足りませんって!

 

まあ結局気に入らないまま作りたくないなと目を分解したものの、目の淵を作るところまではやってしまった

早く引いておけば別の事が出来てたものの、気持ちの折り合いとか何とかかんとか
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こうやって目の淵を作ったけれど、どうしても目が気に入らなかったので没に

 

…なぜいつもやってた離れ目で上手くいかなかったのか

それはこのアートドールを小顔で作ってたからだったのをしっかり学んだし、無収穫よりかはいいかなと
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↑この図でいうと今まで作ってた擬獣化っ子は大の方、今作ってる小顔っ子は小の方

それぞれの土台は一緒だけど、顔を大きくするのに盛っていく粘土の量と幅が違うんです

今回の方は小顔に作ったので目がかなり綺麗な平行になって、そういう造りなのに離れ目にしたので離れ目が中々真ん中に寄ってくれなかったんですね…

初めて作ったアートドールっ子は気持ち寄り目にして大きめ頭で作ったので、目が平行にならなくて寄り目がさらに寄り目になった事で私に変な学習をさせたのだと

…そういう原理で今まで上手くいってたのかと勉強になりました

 

さて、そんなこんなで作り直しです

こっちもまた気持ち離れ目ですが、前よりかは強めの離れ目じゃないです

土台は平行にならないよう少しだけ傾けます
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そうこうしてても時間が惜しく、特にアートドールベースはボンドや粘土の乾かし時間が大半を占めるので、乾かし時間の必要な面倒な作業は一気に乾燥待ちまで工程を持っていきます
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ボディ!針金をぐるぐるしたやつです

百均の太めの針金〜がやっぱり1番使いやすかったです

ハサミでも楽々切れますし

 

…に、ヘッドを付けてく
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こうやって針金で挟み込む
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針金の先端がファーを突き抜けたら痛いので、先端は発泡スチロールのヘッドの中心にぶっ刺す↓
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首の下から刺さってます
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横から見ても挟み込んでる

これの上からボンドを全面に塗り広げたフェルトを広げてくっつける!

この際ボンドはもう超ベタベタひたひたに付けてください

百均のボンドだから出し惜しみしなくてOKです
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↑この写真が見やすいかも

もっと見やすい写真撮ってくればよかった

↓ついでに肉球を付ける土台の粘土もくっ付けて乾かしておく

先にくっ付けて乾かしておかないと、乾かない内は肉球を付けることができないです
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↓あ!針金とフェルトくっつける時のわかりやすい写真見つけた!
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こんな感じにガチガチにくっ付けておいたら、外れることはまあありません

……本当はヘッドをある程度完成させてからこれもまた肉球などを完成させたボディと合体させると1番楽なのですが、何しろ乾かす時間を考えると先にこうやってくっ付けておいた方がロスタイムがないと思いました(この作業やってるの平日の仕事終わりです、出勤中に乾かしてるということ)

まだ作業が終わってないのにヘッドとボディくっつけると、中々邪魔っぽくて大変なのもある

 

だけどまあ付けたら完成しないという事はないのでつけました

これから目とかも完成させてきます
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こうやってなんとか新しく作り直した目を付けてます

ちょっと角度も調整してね…

 

やっとこさ目の淵を作り直します

こうやって黒い樹脂粘土を薄く伸ばして目の周りを囲っていく…
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スレッタはたれ目な感じかなぁと思ったので、それを踏まえてどの位置に粘土を置いていくか考えつつ、置いた後もちょっとずつ調整しつつ……

目の形も3人とも違うようにしてみました

こういうとこでしか顔の作り分けできないので><

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他の2人もこうやりつつ

パンダのようになってるこのままフェイクファーを貼ってしまうと、黒は強い色なのでフェイクファー越しに黒色が透けて見える可能性があるんです

特に白みたいな薄い色は毛を刈ると絶対に黒い場所がぼんやり見えて不格好だろうなぁと、そんな事があるので余計な黒色は全て白く塗り潰してしまいます

 

ジェッソという下地塗り剤は全然透けない白色なので、こういうのに重宝します

もう高校生の頃から使ってますからね…なんとか乾燥させないよう、たまに水を少し入れて溶かしたりして使い続けてます

消耗品だけど愛着があるんですよね〜f:id:nui_nuigurumi_ootachi:20230625220704j:image
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こういう風にギリギリまでジェッソを塗ってきます

ちょっと塗り潰し過ぎたな〜と思えば、ファーを貼った後にマジックペンで塗り潰せばいいですし

こうやってパンダじゃなくなって目の形がはっきりしてきたら、段々と見えてくる気がする…

元より強めの幻覚という立ち位置なので、見えてこなくてもOKですฅʕ•ᴥ•ʔฅ

 

そして鼻もつけてきます

大きさや形はお好みで

動物種によって微妙に形が違ったりするので、そういうのも事前にググって学習するなど
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鼻の大きさは若干大きめにしてますけど、小さな鼻が好きな方はそのようにしても大丈夫だと思います

私はこの位のバランスが好きなので…

 

次に肉球

ザラザラした質感が好きなので、ブラシを使ってザラザラにしていきます
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光沢が分散されたこの感じ…

ここにさらに色をつけて好みにしていきます

 

さてさて、この段階でやっと設計図を作ります

考えるよりも先に手が出てました

色々イラスト描いてみて、主に髪型とか難しい所も多いし…覚えて自分の中に落とし込んでいきます

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デジタルお絵描き楽しいな

これの完成系がこの記事1番上のイラストです

細部は公式画像を使って制作時に参照していこうかなと(設計図の意味は…?)

 

そして樹脂粘土が乾き切ったらニス吹きです

樹脂粘土は乾くの遅いですし、乾いてないのにニスを吹いて表をコーティングしてしまうとずっと乾きません

しっかり時間を置きます
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目などはニスがかかってほしくないので、こういう幅の広いマスキングテープを使って保護していきます

幅の細い通常のマステも使えますが、マステは粘着力が弱いため、吹く前に剥がれてそこからニスが侵食していかないように細かな確認が必要です

 

そんなニスを吹くのも、こういう風に着色してるからなんです

肉球と鼻が黒1色というのも質素なので、黒に近い茶色や灰色でグラデーションを付けてやります

↓そしてニスを吹いた後……
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こんな感じに仕上がってます
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何となくファーを貼ってからが楽しみになるような骨組みであればいいな…

モチベーションも高いままじゃないとアートドールは中々挫折しがち……手順も多いし時間もかかるので、なんとか最後まで自分自身で気持ちを盛り上げて作ってきます
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そして骨組みの完成はあと少し…

 

尻尾を付けるので、どうせならそれ使って立たせられるかな?と思って骨組みを強化してたりしてました

腰の部分をより強く針金を巻いてると造りによっては自立も可能です
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設計図の時には自立予定はなかったものの、なんとか立つようになりました

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ポージングの幅が広がります

これでこそアートドールって感じですもん

 

さて最後にキルト芯を巻いて、胴体を包む綿代わりにしていきます

両手足は↓の形のキルト芯を切れ目が入ってる所を胴体が来るようにして巻いてきます
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↑こんな感じ!

説明や写真では分かりにくいかもですけど、実際に巻いてみると何となくこうやるのかな?と直感が出てくると思います

胴体はこんな感じに↓
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若干大きめ、でも今回は細身なので大き過ぎないものを巻いてきます

手足を先にやって…
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↑こんな感じに!
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尻尾もきちんと巻いています
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とりあえずこんな感じに原型が出来たんですけど、まだこの段階じゃ上手くいくかどうか中々見えてこないな〜と思いますので、この記事を描いてる今進めてる所だけ貼ってきます

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出来てない部分はイラストを上から描き足してます

……何となく見えてくるような見えてこないような

強めの幻覚が続く限り頑張って仕上げていきましょうかね

やり切るぞー!

 

🐾続編🐾

スレッタhttps://nuinuigurumi.hatenablog.com/entry/2023/08/14/214521

ミオリネ

https://nuinuigurumi.hatenablog.com/entry/2023/08/14/234826

ニカ

https://nuinuigurumi.hatenablog.com/entry/2023/08/15/113833

それぞれ別ページで続きを作ってます

どんな完成系になるか…見てってね