今までアートドールの制作をいくつかやってきたけど、同じガラスアイの制作方法でもそれぞれのページにて紹介してる事が微妙に違ってたりしてたので、『ガラスアイ総集編』というのを作ろうかなと
なので、さっさといい感じの目を作って後は独学でやるぞー!な方はこのページだけ見れば時間短縮ができて◎です✨
さてさてまず初めに……
⬇️こんな画像を作ります
画像の比率でいうとLサイズフチなし写真のです
写真屋さんじゃなくても、公式無料アプリを通して最寄りコンビニでささっと印刷できるらしいですね
もちろん自前のコピー機の環境が整ってる方はそっちで印刷されるのもOKです
『ファイアアルパカ』という無料お絵描きソフトを使って制作してます
グラデーションが簡単に描写できる上、印刷可能な画像形式にするのも簡単です
マウス民でも多分扱えるはず
……でも自分、お絵描きセンスないしなぁ、な方がおられましたら⬇️のリンク先にてアートドール用の目のイラストを配布してます
https://booth.pm/ja/items/4608335
利用規約を見たら分かるんですけど、けっこう緩い規約です
差分合わせた合計枚数が100を超えてます
一度購入すればどのイラストも使いたい放題です
……な感じのイラスト、ガチャ一回分の値段(300円)で使用権利とイラストが買えるのでぜひ利用していってください
※しばらく無料にしてます
今のうちにDLしてみてくださいね
さて、そんなこんなで画像の印刷を終えたら、今度は『ガラスカボション』という透明ガラスの半球を用意します
⬆️今ではセリアにも売ってます
ただセリアのは種類が少ないので、アマゾンで『ガラスカボション』と検索すれば綺麗な半円10個800円程度で手に入ります
⬆️そんなカボションを写真の上に敷いて、鉛筆等尖ったものでぐるりと囲って写真に円の跡をつけます
この時注意なのが、写真の目のどこの部分にカボションを置くかです
まずはこちら、初めてアートドールを作った時に残しておいた写真資料……
一見、このくらいのバランスでいいだろうといった位置にカボションを置いて固定してますが…
それで出来上がったのが⬆️
やっぱりバランスはいい感じに思えます
ただ、これをアートドール骨組みに組み込むと……
⬆️まずは眼球がほとんど隠れてない仮止め状態のヘッド
この時点でガラスアイの真ん中がちょっと埋もれて若干寄り目になってるように見えます
⬆️そしてまぶたなどを付けたヘッド
白い瞳孔でなんとなく分かるように、寄り目ってます
この現象はアートドールのヘッドやアイが大きければ大きいほど強くなってる気がします
さてさて…ではこれらを踏まえてアートドールのガラスアイを作ろうとなると
⬆️まずは思い切ってこんな離れ目にしてみました
両目の位置や目の画像に入れたハイライトで左右が分かると思いますが、かなり離れ目になってます
⬆️がガラスアイの完成版です
これで上手くいくのか?と不安になるようなバランスですが……見えない先まで予想しなきゃいけないのもまた制作の難しい所です
⬆️上記のガラスアイをはめ込みました!
黒い瞳孔から分かる(影になってて見えにくいけど…)のですが、今度はばっちり寄り目を回避できました!
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2023/6/24追記
これ説明しとかんといけんな〜という気付きがあったので追記します
また今回もアートドール作ってて、離れ目でレジンを固めてたんですよ…
そしたらこう!
あれ?これめっちゃ離れ目じゃね?
樹脂粘土の黒ふちで囲ってもなんだか違和感が消えない…
最終的に色々やっても、こんな感じに…
で、これ気付いたんですけど…今までのアートドールより小顔にしてるんです
つまりはあんまり肉付けをしてなくて、目の土台の角度がこうなってたんですね↓
小って書いてある方が今作ってるアートドールの顔です
かなり小顔にしたので、目が平行になってます
いつもの少し肉付けする大きな顔の子は粘土をかなり盛るので目の土台もこんな感じに斜めになるんですよね
なのでガラスアイを気持ち離れ目にしないと寄り目がちになるんです
大きな顔の子はこのくらいの離れ目で良い感じになるのですが、小顔っ子作りたい方は土台の微調整も必須です、お気をつけて〜
騙し記事みたいになったので急遽訂正です〜これらを踏まえて制作してみてくださいね!
さて、目を1から作り直して、ついでにその時に土台も半壊しました
メンタルつよめで頑張って再度制作して…
こんな風に!↓
私としてはいい感じかなと
最近またハマる作品があったので、推し3人を擬獣化したのをね…強めの幻覚を持ってハンドメイドクラスタがぬおってやるといつの間にか立体になってるんですよ…ケモナーの業ですね、こわいこわい
設計図描くよりも手が動いてたので、なんと土台が出来てから設計図を作る暴挙です
でもこれから先設計図はいるので…
完成したら、もちろんこのブログでも取り上げますよ!
9月末の尾道お披露目を控えてるリニューアリゼ、間に合うかな…?ミシンも壊れたんだよね…ヤバいな…リゼ制作中の半年ちょっとで合間にアートドール9匹作ってるんだよね…スケジュール管理……
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さて、そんなバランスでカボションに被せるイラストを切り抜きます
切り抜いたイラストは、レジンにて固定します
ガラスカボションは紫外線を通すので、きちんと固まります
むしろ夏の暑い日に自然太陽光でこれを接着させようとしたら、玄関出て秒で固まるくらいですからその辺注意して制作してください
⬆️の上のような感じに、写真中央にレジン注ぎ口を付けて、気泡が入らないようにゆっくり大胆にぶにっと出していきます
後からガラスカボションで引き伸ばすので、そこまで大量にレジンを付けるとはみ出てしまうのですが、少量だと今度は足りません
ちょうどいい塩梅はぜひ何度かトライして確認してください
多少はみ出るくらい量が多くても、はみ出たレジンを手につけてしまった後にガラスカボションに触れて汚すとかそういうのに気をつければ大丈夫だと思います
また、レジンは年数劣化で黄ばむものもあるため、有志の方が黄ばまないレジンをまとめた表があるのを検索して確認してください
もちろん、レジンを写真に乗せた時に出た気泡は爪楊枝等で丁寧に取り除くと後が楽ですが、もしガラスカボションを乗せた後で気泡ができてしまった場合、ガラスカボションをグリグリ押し付けながら回すと、なぜか気泡が外側に動いていったりします
回し方のコツも実践してなんとなく掴んでください
さて、それでなんとか紫外線をあてて固まらせると…
こんな感じに透き通った綺麗なガラスアイができます
デザインはデジタルイラストから起こせるのでどんな目も作れますし、半球はレジンから作らないので気泡が目立つな…という事故も少なくなります
そりゃ本格的なドールアイと比べたら安上がりな感じかもしれませんが、こういう制作法のアイでも活かせるようなアートドールのデザインもあるから…と信じて、ぜひ試して見てくださいね
最後に………
https://nui-nuigurumi.booth.pm/
弊物販サイト『小動物ケージ』は、目のイラストだけじゃなく鼻パーツや目のパーツなども不定期に出してるので、ぜひ立ち寄ってやって…!
看板商品の『着ぐるみ作り方本』は、フェイクファーの毛先カット方法や取り扱い方も載っているからアートドールに流用できる部分もあるよ
『着ぐるみ遊び方本』の後半部分は即売会のサークル参加方法が載ってるから、アートドールっ子を即売会で販売する時のサークル設営の参考になるかもね!
この2冊は抱き合わセットで買うとかなりお安くお迎えできるよ|ョ•ᴥ•ʔ
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