\モジョ!/
イカ!タコ!と、あの声と動きの可愛い電脳コイルのモジョを作りました
ペレットを入れているので力をくわえなきゃころんと倒れる事はありませんし、ずっしりとした重さとふかふか具合が気持ちの良いぬいぐるみです
どうせなら8匹作ってみたいものですね〜
1匹作って3時間未満だったので、まとめて7匹作ればもっと1匹辺りの時間を削れるし、できなくもない話だけど……色とか大きさとかそれぞれ違うから、この色に近くて違う色のファーを見繕ってくるのが大変だぞ〜!
……セーブデータってタイトルって何?と思われた方もおられるかもです
実はこのモジョに可動するまぶたを作ろうと思って実際に付けたのですが、見栄えがあんまし…だったので急遽バラしてまぶた無しの簡素なぬいぐるみに作り替えたという経緯があるんです
実際にまぶたの導入はできませんでしたが、この記事の後ろにまぶたを作るのに一生懸命だった記録を残しておく事で、今からまぶたを作品に付けようとする皆さんのセーブデータ代わりになればいいなと思います
正直まぶたはぬいぐるみに付けてみた完成版になるまで色々失敗してきてるので、それをここで見せることによって皆さんは試行錯誤の一部を省ける……つまりはセーブデータの途中から始められるといった意味合いです
ではまずは、モジョの組み上がりを見ていってください〜♪
まずは…こんな感じの記事と目のパーツを手に入れました
組み合わせてみて…目がちょっと大きい気がするけど、まぁいいかとスルーします
新聞紙をくるくるして原型を作って、いつもの通りにラップとセロテープで包み、型を作ります
ファーの裏地に切り出した型の表面を下にして置いて、ペンで周りをなぞって型の形を写します
後はこれを切り出して縫い付けて…下半身にペレットを入れ、その後を綿で満たせば本体は出来上がりです
アンテナ?のようなものは…このようにレジンとアイシャドウの白いのを爪楊枝でクルクルと混ぜて色つきレジンを作ります
アイシャドウをお持ちでない方はレジン用の色付け粉が百均でも売ってあるのでそれを使うのもいいですし、アートドールではアイシャドウも色付けで使ったりするので化粧をしない方も買っておくと後々何かで役に立ちます
このレジンを爪楊枝で針金の先っちょに付けて……↓
最初はこんな感じに
欲張り過ぎるとレジンが垂れちゃいます
ちょっとずつ付けては固めて、付けては固めて、とすると、大粒真珠のようなアンテナの先っちょができます
……モジョを完成したのが21時過ぎでして、私も一日で作るぞって目標があったのでちょっと焦ってて、それで一気に終わらせるために写真撮り損ねていたんですよね
なのでここでいきなり完成です
まぶたのないモジョは丸い簡単なぬいぐるみなので、特筆する事もありまへん
手芸初心者の方にもオススメのキャラです
モジョを作るために電脳コイルを見られてみてはいかかですか?
佇むモジョ……
潜むモジョ
どこに居てもそれらしいですね
デンスケと一緒に
いいサイズ感です
じっ……
サッチーとも!
ぬいぐるみのサッチーはフォーマット光線もしないので一緒にいても大丈夫です!
でも狙うのは狙う
中々の威圧感……
こうやって並べてみました
……でもでも、ちょっと目玉の大きさとか諸々がやっぱり気になったので、さっそく翌日に改良してました
まず…アンテナのポンポンが抜けやすかったので、針金の先っちょを潰して改めてレジンを付けて、ポンポンを今度こそ完全に固定しました
また、目の周りを少し暗くして目のメリハリを付けてます
モジョ……
でもこの目もなんだか目立たず、ただのマリモに見えてしまうのでもう一段階目を改良してます
目を百均のパールにして、目の縁を絵の具ボンドで黒くしてます
そういやアニメの目も白ぽちがちょんと付けてあるだけじゃなく、ちゃんと線で丸が描いてあったもんな
これでちょっとだけ怖くなくなりました
また、下半身と上半身を分ける縫い目が目立って仕方なかったため、そこにモザイクをかけるように細かく毛を切ってやって縫い目を目立ちにくくしてもいます
これが↑こう↓
ほんのちょっとだけ見えにくくなってます
これはフェイクファーに慣れてきた頃にチャレンジしてみてくださいね!
あらためまして……
\モジョ!/
潜んでます
デンスケと一緒に
あっ!
サッチーとも
じーーっ……
あっ!!
逃げろ〜!
最後は3匹と!
かなり充実してきてますね
次はミゼットかキュウちゃんか……イリーガルもいいかもです
でもここまできたらまずはオヤジだなぁ
最近部屋を片付けたのでぬいぐるみを座らせるスペースも増えました
なんとか部屋の崩壊は防げそうです
デンスケ
https://nuinuigurumi.hatenablog.com/entry/2021/05/04/170824
サッチー
https://nuinuigurumi.hatenablog.com/entry/2021/12/25/213020
でそれぞれのキャラの作り方を解説してます🐾
……さて、ここも本題
今から導入には至らなかったものの、まぶた可動を試行錯誤した過程を解説付きで載せていきます
これを踏まえて制作をすると、よりまぶた可動までの距離が短くなるかもです
まずは目を針金で固定していきます
細い針金なのは私が力不足なのと、細いと素手でも加工しやすいのでそうしてます(ペンチを買え)(ペンチは実は買ったけどなくしてる)
こんな感じかな
次はまぶたの骨組みを……
まぶたに合わせて、クルクルクルと捻って強度を上げます
左右とも同じ長さがいいよね
なので左右とも一度に作ります
↓これは失敗例です
まぶたの長さをしくじったのですか、その理由はまた後程…
この長さは参考にしないでください
なんでこの長さにしたかというと、この隙間は羊毛フェルトで埋めようとしたんですね
でも羊毛フェルトも駄目だったのにこのパーツを使い回ししてしくじりました
さて、まぶたの長さを決めたら両端をこういう円にします
クルクルと丸めます
なるべく小さな円にします
小さな円にするのですが、円の中に1本針金が通せるようなくらいの隙間は残しておきます
出来上がり!
こっちの長さも参考にしないでください
失敗してる長さなのに気付かなくて写真を撮ってます
うにゅー
まぶたが目に対して長すぎちゃいけないってのは分かってたのにね
それの注意喚起に↑の写真を撮ってます
まず…まぶたの素材を羊毛フェルトにしようとしました
こうやってボディのファーの色と近い色をまぶたにしたいね、と羊毛フェルトを混ぜるなどを行ってます
根気よく混ぜると…
……あんまり混ざってはないのですが、まぁあんまり気にはなりませんね…と自己暗示
マダラもまた味がありますし
それをまぶたに固定すると……
こんな分厚さに!
……分厚いな
まぶたをファーと異なる素材にするなら、下まぶたも形だけ付けた方が見た目がそれなりになるので下まぶたも付けてあらためて確認するのですが……分厚いな
羊毛フェルトは目と内部でいい具合に摩擦して、目を開けたり閉めたりの状態が固定される効果を狙ったのですが…まぶたが厚いのはあんまり可愛くないのでやめました
まぶたがトコトン厚い子を作る予定ならありかも…?
羊毛フェルトは百均を代表して何処でも手に入るのが強みだったんですけどね
どこでも手に入るという点を考慮して、自由自在ボードは最後の手段だった…!
目は薄くなるしまぶたは形が作りやすいけど、何よりどこでも手に入る物質ではない…!
東急ハンズでは2000円くらいで小さな板が売ってる事があるのですが、売ってない事もありますし、いつもの私はアシストウィッグを推すのですが、まぶたってあんまりボード使わない…
アシストウィッグを使った時の送料とか考えると割高な素材だなぁと思うのですが、丈夫な角を作れたりその他パーツもこれでいけたりするので、それを見越して買っておくのもいいかもです
私は石粉粘土で作っているのですが、これでアートドールのヘッドの骨格を作るのもいいかもしれません
その他着ぐるみとか色々使える万能素材ではあるので、この機会に手を出すのもオススメです
で、これをドライヤーとかで温めて…
こうやってまぶたを作ります
熱して柔らかくしてるので熱いですが、ヤケドをする程ではないので気合いでくっ付けて形を作ります
こんな感じ
目にすっぽり
でも、↑の画像もまぶたの大きさは真似しないでね
まぶたにファーを付けます
百均のGクリヤー(青い接着剤)で固めます
この際ファーを折り返して内側にもファーを貼り付けて下さい
まぶたの内側はツルツルなので、ツルツルの目と組み合わさってしまうと摩擦が全く起こらないので、まぶたとして付けた時に目が開いた状態で固定できないんですよね
ツルッと滑って目が閉じてしまうというか…
なので重力による移動は止めるけど、手動のまぶた動かしは止めないようなストッパーがいるんです
これを…
こう毛を刈って…
ついでにまぶたに色を付けました
目をつむると目の位置が分からなくなりそうで…
ボディと同色なので、そこまでまぶたの厚さは感じません
後は針金をまぶたの両端の円に通して…
こうやって目を挟んで針金をクルクルして固定すると……
あっ!
隙間が空いてる…!
でも閉じた時は普通だ…
それに摩擦も足りなくて(隙間が空いてるから当然)滑って目が開いた状態で固定できないからスポンジをまぶたの裏に挟ませて…も試しました
色々試してます
でも結局、まぶたの大きさを適切なものに変えたらまぶた裏側のファーの摩擦で十分補えたので、このスポンジは実は必要ありません
何やってもまぶたを開くとこんな隙間が出来てしまってました
一応閉じるのは閉じる…
スポンジを入れたので固定はできるものの……
……これ、まぶたが大き過ぎてまぶたの支点が目玉のある位置のかなり奥に来ちゃってるのが問題なんですかね
おかげで閉じる時は閉まるけど、開けると隙間が開く
開けても隙間が開かないようにすると、今度は閉じない…といった具合のまぶたが出来ました
仕切り直し!
まぶたの長さはこのくらいの短さにしました
ボードを入れるために2ミリ目玉から離した状態で、目玉の円周の半分の大きさまでに長さを留めます
つまりはまぶたの端と端を真っ直ぐ繋ぐと、目玉の中央を貫く感じです
そうして前みたいにファーを貼って針金で固定すると……
こんな感じにまぶたが固定できます
閉じたり開いたりして、この状態のまま重力にも負けずそのまま固定されて、手ではすんなり動かせます
後はこうやってアンテナと繋いでやって……
ついでにこの後目の奥に自由自在ボードで別途空洞をつくってやって……
こうやってまぶたの可動するモジョを作りたかったのですが、実際に取り付けてみると……毛の刈ったまぶたが確かに浮いて見えて、それらしくなかったんですよね……
こりゃ目を開いてる時にもまぶたの存在が目立つようなデザインのキャラじゃないと導入は難しいな
という経緯があってまぶた導入は諦めましたが、一日の制作時間のほとんどをこれに使ったのでこのまま没にして表に出さないのはもったいないなと思いまして、こうやってブログとして表に出します
色々失敗例も載せたので、同じ過ちをして時間を無駄に消費させる人が一人でも減ったらいいなぁ…と
そうなれば今日一日も無駄じゃないわ…と思いたい……!